最近は夢のような日々を過ごしているように思う。それと、他の人と比較していかに恵まれているかが如実にわかるので、なんとなく申し訳ない気持ちがしてならないのも確かだ。こうした機会に恵まれるのも、周囲のおかげだと言えよう。今までだと想像のつかない経験の連続で辛いこともたくさんあったように思う。けれども、今思い返してみると、辛いことなんて挑戦しているからこそ味わえるのであって、挑戦しなければそもそも苦しみなんていうのはない。
挑戦しているときは本当に苦しいことが多々有る。能力だけの問題ではなく、スキルや経験によってどうしようもないことも少なくない。本質的な問題を捉え、また、解決策を提示したとしても、何十年その道でやっている人にはどこかかなわないし、知らないことも多い。そういう意味で年配者に対して尊敬するということも感じるようになった。今の感覚でいえば、人の5年、10年分を一年に集約してやっている感じだ。この経験というのは実りあるものであると同時にこれからも生きていくことだろう。また、常にこの一年の経験を将来にわたって思い返すのだろうと思うと、色々充実していたなと感じる。人生で最も充実していたというよりは、人生で最も苦しんだと言える年だと思う。これほど苦しいことがあっていいのかと思うくらい悩んだし、考えた。その末に感じることは、挑戦しているからこそ辛いし、苦しい。でも、その状況が”成長”を生み出しているのだと思う。成長というのは苦しんで初めて得られるものであることを改めて学んだ。
思うように論文が書けないとか、思うようにバリューが出せないとか、色々感じさせられることがあり、それが僕を苦しめてきた。価値を出すのに近道はない。地道にするしかない。けれども、その地道である過程で自分なりのインサイトから考えることも、人に聞いてフォーカスポイントを絞ることも大事だ。全てが学びにつながり、何を選択し、どう取り組むかが成長の速度を決定する。その過程において人とのリレーションシップが速度を決定したりする。色々な要素が自分の血となり肉となる。難しいが、全てをいかに効率化できるか、人との関わり合いを上手くできるかが自分の将来に関わってくるのだと思う。これからも思考を止めないよう、努力したい。