2016年 07月 24日
LSE同僚たちの職 |
LSE出身であることというのは、それなりのパフォーマンスを求められるということのリスクがある。LSE出身というと、社会の上澄みでは確実に知られた存在であるし、それ相応の活躍ができると期待されてしまう。それは時にプレッシャーとなってしまうことも少なくない。世界的にエリートであるためか、世界中でLSEと言うだけで、ある程度の人間であるという期待をされることは目に見えているし、現実にそういう話し方をされる。「LSEか、Smartだな!」的な感じで。正直なところ大変だ。
正直なところを言えば、当たり前だが、LSEだからと言って全てが完璧なわけではないし、同じ人間だ。そういう状況がありながらも、必要以上の期待をされてしまうことも少なくない。これは稀少すぎるが故にこうした状況が生まれているように思う。いかにこうした期待を超えていくかが今後のキーとなるだろう。
さて、同僚たちだが、日本に帰る人とそうでない人たちがいる。まず公務員は基本全員日本に帰るし、弁護士はロンドンで研修(半年から1年)後に帰国。その他派遣の方々も帰ることが基本だ。一方で仕事を辞めていたり、新卒で来ている人はロンドン(もしくはその他の国)で就職することも少なくない。または博士課程に進学、ダブルマスターを取るなどの選択肢を取る人もいる。
注記を加えるとすると、ロンドンで就職する場合、職務経験がない場合はそれほど良い職に就けることはほとんどない。これは仕方のないことで、あえて日本人を取る必要性のある職がほとんどないということに起因する。日本人の枠がある場合はそれなりに良い職に就くことができるし、国籍関係なく優秀な人材を取る必要のある企業は日本人かどうかというより能力で見てくれる場合も多々ある。とはいえ、EU国籍やイギリス国籍と比較すると弱い。中途で経験やスキルを持つ場合は、それがエッジとなるので、就職できる可能性は新卒学生と比較すると飛躍的に高くなる。経験を生かして、国際機関に行く人も少なくない。
さて、それ以外は日本に戻るのだが、日本に戻ると大抵の場合は職場が六本木、丸の内や大手町周辺、ニューオータニあたりになる。また、職業柄港区、特に麻布(十番・西)あたりに住む人間も少なくないように思う。1年目から破格の給料をもらって働く人間も少なくないため、麻布に住むことが難しくないという感じだ。
LSE出身の場合実はあまり起業などを考える人間は少なく、エスタブリッシュメントされた会社に就職するのが一般的な印象だ。
今回は比較的具体的に書いたように思うが、LSEについてより知りたい場合は、僕に限らず、他のブログなどでもコメントなどを通して質問すると良いようにも思う。
by lse_keio_sfc
| 2016-07-24 19:55
| 就活
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