2016年 04月 28日
海外修士を取ることのメリット |
海外(英語圏)で修士を取ることのメリットについて述べておきたい。海外でわざわざ修士を取ることのメリットとはなんだろうか?日本にいると、何が正しいのかがわからないとか、周囲の反対もあるし、文系ならなおさら、そうした周囲の反応もあるだろう。また、交換留学と何が違うのかわからないとか、そうしたこともあるかもしれない。国内で学部生をしている人のこうした考えに対応するためにも、これらに関する回答を備忘録的に書いておきたい。
まず、僕の考える修士を海外ですることのメリットについて書いておきたい。
1. 100%後悔しない。
留学すると、人生絶対後悔しない。海外留学経験をして、後悔することはまずない。というか、見たことがない。自分の経験でも、周囲の話でも、海外留学で嫌なことは多々あれど、結果として、自分の財産として考えられるような素晴らしい経験だったと語れるような話だ。一番はそれだろうなー。あなたは一生で一度の人生を周囲の意見で決めたいですか?
2. 視野が広がる。
海外大学院で、きちんと勉強すること、また、自分で考える癖をつけることは、自分の視野が広がっていくことを意味する。英語で入ってくる情報量は日本語のそれと比べものにならない上、知的な情報が洪水のように入ってくる。自分は井の中の蛙大海を知らずという状態だったなと日々感心させられる次第だ。また、イギリス、特にロンドンの場合、世界中から学生がくる。多様性のある環境の中で、自分は何者なのかを考えるし、相手と自分の考え方の相違を体験することになる。自分の場合はナチュラルに価値観を受け入れることができたが、多くの人はそうではないのかもしれないし、一度は体験しておくのもいいかも。ちなみに、大学院の場合は高度な勉強もするし、また、インターナショナルの学生の割合も大幅に高くなるので、まさに、世界を体験する気分に見舞われる。実際、LSEの最初の自己紹介で皆が自己紹介(僕の場合は事故紹介)し終わった後、教授が”It's the world”とか言っていたので、そんな感じだ。別に他の人に全然勧めたいわけではなく、自分に合った大学選びをするのが一番いいのだが、僕は本当にLSEがいい大学だと感じる次第だ。
3. 社会を知ることができる。
基本的にLSEは社会人経験をしてくる大学院という位置付けなので、みんなは基本的にミッドキャリアだ。日本人の修士学生も大体はミッドキャリアになる。新卒学生は本当に一握りだと考えるといいだろう。だからこそ、自分の行きたい道に合わせてすぐにAskできる環境が整っている。本当にバックグラウンドも多種多様なので、世界を知るにはちょうどいい機会だろう。
4. 将来の指針となることも。
行きていく上で自分が何をしたいのかわからない人もいるかもしれないし、決まっているかもしれない。しかし、どちらにしても、本気で生きていて、真剣に勉強し、人と関わっていれば、いろんな知識の蓄積や経験ができる。日々そうしていると、勉強が実務と関係ないことだったとしても、いきなり実社会と学問のつながりを感じる瞬間がある。それが将来の指針になることもあるだろう。
5. 博士課程や専門職大学院の留学で英語が免除に。
一度修士を経験すると、次の留学では英語が必要でなくなる。これは本当に楽だし、あの忌々しいTOEFLを受けなくていいのは朗報だ。エコノミカルな選択肢といえよう。
LSEはまさに理論と実践の世界で、学問にも常に実務が関連している。論文なのに実務とか。本当に勉強とは奥深いなと。繰り返すが、LSEは素晴らしい大学だし、環境も良い。また、素晴らしい人、学問に出会えて本当によかったと思えるし、また、将来にわたってもそう思うのかもしれない。ただ、別に良い大学は人それぞれだと思うし、LSEが全員にとって素晴らしい環境かと言われれば、必ずしもそうではないかもしれない。しかしながら、社会科学系で世界ランク2位だけあって、それだけのものは吸収できることは間違いないだろう。
そんなところか。
by lse_keio_sfc
| 2016-04-28 08:28
| 修士
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