2016年 03月 03日
投資銀行やコンサル後のキャリア選択 |
[補足]
PEの詳しい内容は下記の方に移したので、そちらの方を参照ください。
さて、投資銀行やコンサルというと、いろんな意味でアッパークラスというイメージになるのかと思う。多くの人にとっては一生叶うことのないキャリアでもあるように思う。商社や官僚、弁護士、医者、など、幅広いインダストリーからこうしたキャリアに転身したいと考える人も少なくない。大学時代、東大の理系院などの人間などは当たり前のごとく、それ以外にも、いわゆる御三家の医学部の人間がマッキンゼーに憧れていて、挑戦してみたいとか、よく聞いていた(彼は挑戦しなかったのだけど)。LSEはもちろん、海外の大学生は基本的に僕らのような投資銀行やコンサルを目指しているという話をしてきたと思うが、それ以外にも、最近の東大生に会うと、基本的に投資銀行やコンサルに行きたいという声が強い。一応、官僚や弁護士の資格を取るが、本音で言えば、憧れの外資コンサルや投資銀行に行きたいと思っていることが多いのかなと。話していると、迷っているといいつつ、実際にコンサルに受かると、「マッキンゼーに行きます!」何て言葉が普通にあったりする。
東大生で官僚を受けている人間は、対策が似ているということもあり、コンサルを同時に目指している層が多いのだが、どうして官僚ではなく、コンサルなのか?という話をすると、トップの人間に限って、だいたい決まって、「学内での評価」とか「給料」そして、「国のために働くという以外の使命感を除くと官僚の仕事はやりがいがない」と言っている人が多い。ただ、それでも、経産省や財務省、総務(自治)は別らしく、彼らでも優秀な層は優秀だと言っている。しかしながら、”上から目線”で話していることが多くあるようなないような。。。ということはあるが、彼らは決して悪い人間ではなく、むしろ本当にナイスガイな奴らばかりだ。これらは心の中の本音を言っているにすぎない。実際、こちらにいると、「官僚に優秀な人間が入ってこない」という話はよく聞くし、逆に「ボスコン行きたい」とか(しかしなんでBCGがこんなにブランディングされているのだろうかと思うほどである)も逆に聞く。あくまでも僕が聞く話なので。
さて、そうしたキャリアの投資銀行(IBD)やコンサル(MB)だが、スペックでいうと、日本人でいうと、入るためには、新卒だと、同期のトップ50〜100人には入りたいところかなと思う。そこから転身するキャリアとしては、だいたいPE(プライベート・エクイティ)とかHF(ヘッジ・ファンド)に行きたいと考える人間が多いかもしれない。
PEやヘッジファンドは基本的に投資銀行やコンサルでも”アップサイド”と言われているキャリアである。スペック(人間性含む)が最高レベルのこうしたキャリアに行く人間がさらに上位に行きたいと考えると、だいたいこうしたキャリアになることが多いのかなと。
PEに関して言うと、日本だと、経営に携われることと、今まで培ってきたスキルが生きるという意味で人気だ。また、ワークライフバランスがよく、休日が取れる、勤務時間が短いという性質がある上(基本的には)、給料が投資銀行時代と変わらないか上がる。業績連動なので、高いときは億単位で稼げるようになる。
今の投資銀行だと、新卒1年目で1000万オーバーくらい、4、5年目で2000万くらいなので、アップする金額としてはどうなんだろうねってイメージだ。VPあたりになってくると、業績にもよるが、いい時だと、おそらく5,6000万くらいか。
某PEファンドの人間がちょっと前に「年収2000万じゃ誰も働かないよねー」とかいう話を言ったとか言わないとかあったが、感覚としてはそんな感じだ。一方、世界レベルのヘッジファンドとかになると、60億円が年収だったりするので、まぁまぁ2000万なんてタダみたいなもんだろうなとか色々考えることがある。
正直な話、上を見ればキリがないレベルだと思う。僕の感覚では普通の感覚を持ってキャリアを進めていきたいと思っているのだが、普通の人から見たら、それでもやばいってなるんだろうな。。。
そんなことは置いといて、目の前のLSEの課題をこなさなければならない。僕のやるべきことはまずはそっちだな。
※最近なぜかこの記事のPVが多いのでかなり恥ずかしいのですが、これは外銀にもPEにも関わっていない時ですので、学生目線かつLSEで話を聞いていた際の話と捉えて頂ければ幸いです。ちなみにヘッジファンドで稼いでる人は年収で2000億円くらいは稼ぎます。
by lse_keio_sfc
| 2016-03-03 19:30
| 就活
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