2015年 06月 04日
英国の大学院の志望校の決め方 |
今回は英国の大学院の志望校についての決定の仕方について書いてみたい。まず、全般的な話でいうと、イギリスの大学院は世界ランキングで割と高い位置に入っていることが多い。Oxbridgeやインペリアル、UCLなどがランキングでよく見る大学ではないだろうか(LSEは社会科学系の大学なので、理系が優先される世界ランキングでは比較的ランキングが低い)。
では、2点の視点から見てみたい。可能な限りフェアな視点であることに努めるが、個人の視点があるが故、多少のバイアスがあることも考慮に入れておいて欲しい。ちなみに、これらに関する質問には一切答えるつもりはない。
◼︎学部教育
学部教育に関しては、Cambridgeを筆頭にOxfordやLSE、Imperialというのがトップ校として考えられているものの、St. AndrewsやEdinburghなど上流階級が通うような大学というのもあるだろうし、他のManchesterやShefieldのようなラッセルグループという研究大学もある。そのため、ランキング付けにおいてはCrearlyに定義づけることは難しいのではないかと思ったりする。とりあえず、League Tableというものを参考にするのもアリかなと。
◼︎大学院教育
まず、修士(ビジネススクールは除く)から考えると、完璧に分野によって異なるとしか言いようがないのかもしれないが、一般的にLSEが人気があるようだ(倍率は修士にもかかわらず、10倍ほどあったりする)。Oxbridgeももちろん人気があるし、ICL(Imperial College London)も人気が高いと思う。LSEの人気の理由としては、アメリカのトップPhDに行くためのリソースや、就職に向けたコースが充実していることにあると思う。また、大学や寮からCityやCanary Wharfといった金融街が近く、容易にインターンや就職活動ができるという立地も大きいのではないかと思う。ICLは分野が全く違うのでわからないが、LSEに近いと思う。Oxbridgeはどちらかというと、学問的追求だったり、そのまま同校のPhDに行きたい人が多いのではないかと思う。PhD Studentを見ると、自校のMphil又はMScからそのまま上がっている人が比較的多いように思う(自前主義みたいなものを感じたり感じなかったり)。就活(投資銀行やコンサル)は立地面から、少し色々と難しいような気がする(もしこういうのがあるよというのがあれば、教えていただければ)。研究に関していうと、LABやDepartment、collegeなどによって、全然違うと思うので、ここら辺は中々判断しづらいのだが、上記大学でいえば、世界的レベルで研究が進められているところは多いと思う。
ただ、これらは個人的感想であり、全てを間に受けるのは良くないと思うので、疑問に思うようなところがあれば、自分で調べたり、大学に聞いたり、実際にvisitするなり、その大学を卒業した人に実際のところはどうなのかを聞くことをお勧めしたい。
結論を言うと、学部の場合は、ランキングのまま目指せばいいと思うし、大学院の場合は自分の目的に合わせて入学するのがいいと思う。個人によってpriorityは異なるはずなので、誰々がこのように言ったからというよりも、自分が何をどうしたいのか、ということを主体性を持ち、きっちり精査した上で入学することをお勧めしたい。ただ、一つ言えるとすれば、Oxbridge及びLSE、Imperialとそれ以外と思った方がいいかもしれない。例えばだが、下記のURLをクリックし、大学を入れる欄があるので、試してほしい。そうすれば、企業から各大学がどのような評価を受けているのかが一目瞭然でわかる(日本の大学は出て来ない)。http://careers.bcg.com/join/oncampus.aspx
by lse_keio_sfc
| 2015-06-04 23:59
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