2017年 02月 25日
膨大な勉強量 |
最近、勉強しなければならない量が非常に多いことが発覚し、より早いペースで勉強しなければならないと焦っています。財務に関してはかなり勉強したつもりでいたのですが、実際にモデルなどを組んでいると、自分の勉強量が明らかに少ないことをまざまざと感じさせられます。
コーポレート・ファイナンス理論、会計理論、マーケティング理論、経営理論、ブランド理論、法律、マクロ・ミクロ経済、英語、その他語学、財務モデリング、交渉理論(心理学)など、パッと思いつくだけでやらなければならないことがかなりあります。これらに加え、OJTを行いながら、理論を実務に落とし込んでいくプロセスが必要になるように思います。幸い、学部生時代に経営やマーケティングに関する理論は有名な本はほぼ読んだと言えるレベルまで読んだように思いますし、自分自身でビジネスの構築や社内でのビジネスの戦略構築から実行に至るまでをほぼ一人で担当した経緯で、ビジネスのノウハウは完全には程遠いのが現状ですが、ある程度は理解したつもりではあります。
また、ファイナンスはある程度勉強はしているように思いますが、まだまだ実践が足りないという点が今の懸念材料でしょうか。モデリングの自信がついてくれば、今の所、スキル面では困ることはないのかもしれません。ただ、厄介なのは交渉面で、どうすれば交渉がうまくいくか、というのはあまりにも定性的すぎるため、色んなケースを試しながら、どういったスタイルで交渉していくべきかを考える必要があると感じます。あとは法律で、特に規制に関する事項は押さえておかなければ、自分自身はアドバイザリーではなく、ビジネスの実行サイドですので、中途半端なことをやってしまえば、足元をすくわれてしまうように思います。それを避けるためにも、より深く考えながらもスピーディーに物事を構築していく必要があるのかもしれません。
投資銀行はB/Sを見ればいいですし、コンサルはP/Lを見れば良いという話ですが、経営の実行側になると、両方見なければなりません。また、企業の投資や売却のプロセスもあり、本当の意味で自分の総合力が問われると言っても過言ではないように思います。バリューアップに失敗すれば買取先もないでしょうし、IPOするのも難しくなります。きちんとした事業計画の策定や、人をマネジメントし、うまく協力してもらう等も大事であるように感じる次第です。私としては実績を残すためにも、越えていかなければならない壁であるように思います。これだけの機会を得てビジネスを実行できるのは得難く、しかしながら、非常に困難なことでもあります。
慎泰俊氏の財務モデリング本を読むことが最近は増えてきました。私が評価するのも恐れ多いですが、かなりよくまとまっていて、事業戦略を練るのに勉強になる本でもあります。おそらく、投資銀行に行かれる方やインターンをされる方は確実にこの本を読むことになっていると思いますが、これはきちんとやっておいた方がいいですし、痒い所に手が届く良本です。これをやっていれば、数字感などもより具体的に身についてくるように思いますので、埃を被っている状態なのであれば、もう一度読み込み、また、財務モデルの復習をした方が良いかもしれません。私自身、別にモデルを3つほど持っているので、財務3表をぐるぐる回しながら、復習がてら何も考えずに間違えずに処理することに慣れるのと同時に、将来財務諸表の作成や適切なKPIは何かを考えるなどをしている次第です。
膨大な勉強量がありますが、それだけ視野の広がる世界と感じるので、私自身”修行”に行くような気分で数年間は自分を鍛え上げたいと思う次第です。
by lse_keio_sfc
| 2017-02-25 18:30
| 勉強法
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