大学時代にやっておくべきこと |
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2015年 06月 05日
大学時代にやっておくことについて言及する場合、沢山やらなければならないのではないかと思う人は多いだろう。実はそれほどやるべきことは多くない。就職する人と比較すると、どうしても多くなってしまうが、それでも、きちんとポイントさえ押さえていれば、特に問題はないはずだ。では、やるべきことを6点に絞って展開したい。 1. 成績を限りなく完璧にしておく(GPAなど) これは当然のことであるのだが、出来る人は少ない。僕も大学1, 2年生の時は就職希望だったので、特に勉強しておらず、また、top-levelの大学院生にしては、成績は良くない。適当に楽単を取り、授業なども適当にやっていたり、出席カード云々といったことで何とかやりきるタイプだった。ただ、こうしたことは邪道であり、僕としてはお勧めしない。というのも、成績が低いことによって、印象は悪くなるし、実績がない人はここで稼がなければならないため、絶対に落としてはならないと思う。 2. 給付奨学金を取る 奨学金というと、ローンのことを考えるかもしれないが、ここでは、成績優秀者に関連する奨学金である。大学側としても世界中から来るアプリケーションを処理するため、印象に残らない学生のアプリケーションは目に留まらない。見てもらう一つの選択肢として、給付奨学金がある。これは、お金がもらえるだけでなく、優秀であることの証明にもなるので、ぜひ応募して欲しい。他の大学はわからないが、慶應は奨学金が充実していて、きちんと書類を書いて出せば通るので、活用してほしい(書類が多くて断念する場合もあるかもしれないが)。 3. 自分の専攻に関連する経験の積み上げ 大学院側としては常に優秀な人間を取りたいし、大学のPRになるような人間を欲している。少なくとも、そうした人間になるポテンシャルを持っている人間が欲しいと考えているように思う。そのために何をすべきかというと、自分の関連分野で実績を積み上げ、当該学部で優秀だと思ってもらうしかない。実績というと、専門領域によって異なるため、確定したことは言いづらいが、一流の学会に参加する、学会で発表する、査読論文を書く、企業からお金を持ってくる、もしくは商品を売る、共同で研究を行うなど、やり方は多様であると思う。自分でアクティブに動いて経験を積み上げていくことをお勧めする。 4. 各種試験(TOEFL, IELTS, GRE, GMATなど) とにかく英語ができないと話にならない。基本的に在学中にTOEFLを受験する人は110(each component 25以上)以上、IELTSの人は7.5(each component 7.0以上)を取ることをお勧めしたい。これらは足切りされない、大学院向けの給付奨学金を得る機会を得る、大学院入学後に良い成績を残すためにも、必須の事項だと言える。ただ、一つ付け加えたいのは、英語は最低条件であって、選考のアドバンテージにはほとんどならないということである(あくまでも上位校の話)。というのも、英語ならネイティブの方が当然のようにできるし、あえて英語のテストの成績しか実績のないような場合、その人を取る理由がないからである。 他にもGRE, GMATなどがあるが、これらは可能な限り良い点数を取るべきだと思う。これらはネイティブも受験するテストなので、一つのmeasurementとして考えられるし、取らなければ足切りにあう。GPAの低い人はここら辺で挽回しなければならないはずなので、きちんと勉強しておきたい。GREのverbalは見る見ないといった議論がたまにあるが、取るに越したことはないし、取らなくて機会が得られない場合はそれはそれでもったいないので、ぜひ勉強しておきたい(V: 160 Q: 160 W: 4.0くらいか)。多くの人が例外的に低かった人をみて、自分も大丈夫と思い込みたい人が多いように感じる。ただ、それは自分ではないと思う方がいい。そんな例外はほぼ起きないし、そうした人はどこかのファクターで補っている。そうした自分の都合のいいファクトだけを見るのはやめて、現実的な努力をすることが正解に近いと思う。 5. 教授との関係を構築しておく 上位大学の場合、推薦書が3通ある上、それらの推薦書が自分の運命を決定づけることにもなりかねない。そのため、推薦書の戦略はかなり重要な指標であると言える。というのも、こうしたコネクションも能力の一つであるし、客観的にうまくパフォーマンスを出せる人間だと思わせられるからだ。自分のことをよく知ってる人に出してもらうのがいい、有名である必要がない、というのがよく聞く話だが、僕はそう思わない。確かによく知ってもらうことは重要だし、そういう先生に一筆書いてもらう必要もあると思う。ただ、アクセントをつけるという意味でも、世界的有名な教授に書いてもらえるなら、書いてもらうべきだと思う。可能な限り、当該分野で世界的に有名な、自分をよく知っている人に書いてもらうべきだろう。 6. 相談できる会社や先輩、教授との関係構築 留学するとなると、膨大な量の書類を準備しなければならない。また、何度も書類のネイティブチェックをしたり、奨学金のアロケーションや、教授、企業関連の研究を行う必要がある。また、その上で、良い成績を取らなければならないし、英語の勉強や各種試験で高得点をマークする必要があることから、どこかで穴がでてきてしまう可能性もある。したがって、アドバイスをしてくれる人がいると、受験のしやすさがかなり変わってくる。自分の場合はネイティブの大学院生が割といたこともあり、そうした人たちに校正何度も図々しくお願いしていたし、教授や会社にも何度も何度も気まずい思いを抱えながら、でも、お願いしないと前に進まないので、頭を下げて本当に申し訳ない気持ちでお願いしていた。一生懸命きちんとやっていれば、必ず誰かが助けてくれるはずだし、助けてくれないならそれは自分の行動がまずいのかもしれない。人間的に成長するという意味でも、そうした関係構築というのは重要だと思うので、これを機会にきちんとしてほしい。 上記を見ると、大学院に必要な能力は、成績が良く、ナイスガイで、お金も持ってこれるし、テストも問題無い、ハイパフォーマーな人間ということである。スーパーマンに見えるのかもしれないが、この変数の中で少し劣っているところがあっても構わない。全て完璧な人間などいない。ただ、一方で、他の人よりも自分は何が優れているのかを明確に示すこと、自分しかできないことは何なのかを客観的に明示することが世界中からくるアプリケーションの中でパフォーマンスを出す方法だと僕は思っている
by lse_keio_sfc
| 2015-06-05 09:58
| 大学時代
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